1日のニューヨーク株式市場は、朝方発表された経済指標が事前の予想を上回ったことから安心感が広がり、株価は大きく値上がりしました。ダウ平均株価は、300ドル値上がりして、ことし7月の最高値に迫る水準となり、新興市場のナスダック指数などは最高値を更新しました。
1日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて301ドル13セント高い、2万7347ドル36セントで、ことし7月につけた最高値にあと12ドルの水準まで値上がりしました。
また、ほかの主要指数の「S&P500」は水曜日に続いて最高値を更新し、IT企業などが多い新興市場のナスダック指数も8386.398と、ことし7月の最高値を更新しました。
市場関係者は「取引開始前に発表された先月の雇用統計の内容が事前の予想を上回り、投資家の間ではアメリカ経済は順調だとして安心感が広がった。懸念されている米中の貿易摩擦でも進展があるのではないかとの期待から買い注文につながった」と話しています。
アメリカは、今月3日に夏時間が終わり、アメリカ東部と日本の時差は、14時間に広がるため、ニューヨーク株式市場の取引時間は、来週から日本時間では午後11時半から午前6時まで、となります。
-- NHK NEWS WEB