13年前に前橋市のスナックで起きた銃乱射事件で死刑が確定した元暴力団会長が、大型詐欺事件をめぐって国会で証人喚問された男性を殺害したと告白したことから、警視庁は、遺体を遺棄したという配下の元組員らの証言に基づいて埼玉県内の山林を捜索しましたが、遺体は見つかりませんでした。警視庁は、22日も捜索することにしています。
殺害への関与を告白したのは、平成15年に前橋市のスナックで、客など4人が銃で射殺された事件で、指示役として死刑が確定した住吉会系の元暴力団会長、矢野治死刑囚(67)で、平成10年ごろ、東京・豊島区の暴力団事務所で、不動産会社社長の斎藤衛さん(当時49)を殺害し配下の元組員らに命じて遺体を遺棄したことなどを書いた文書を警視庁に送っていました。
警視庁は元組員らも「遺体を埼玉県内の山林に埋めた」と証言したことなどから、21日、ことし7月に続いて、埼玉県ときがわ町の山林を捜索しました。警視庁によりますと、捜索は午後4時まで行われましたが、遺体は見つからなかったため、22日も実施するということです。
斎藤さんは、当時の参議院議員らが実刑判決を受けた「オレンジ共済組合」の大型詐欺事件に絡む政界工作疑惑をめぐって、平成9年に国会で証人喚問されていて、警視庁は詳しい経緯についても調べを進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB