週明け4日のニューヨーク株式市場は、幅広い銘柄に買い注文が集まってダウ平均株価は値上がりし、ことし7月以来、ほぼ4か月ぶりに最高値を更新しました。
4日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて114ドル75セント高い2万7462ドル11セントでした。
ダウ平均株価は、ことし7月15日の終値を100ドル余り上回って、ほぼ4か月ぶりに最高値を更新しました。
このほか、新興市場のナスダック指数や「S&P500」もそろって最高値をつけました。
市場では、米中の貿易交渉が進展するという期待があるのに加えて、好調な企業決算や経済指標、それに金融当局が当面、景気に配慮した政策運営を続けるとの見方などから、投資家に安心感が広がり、買い注文につながりました。
市場関係者は「7月以降の連続利下げで緩和的な状況が続いている中で『米中貿易摩擦では、決定的な対立を避けられるのでは』という思惑から、リスクを取ろうと、より多くの資金が株式市場に流れ込んでいる」と話しています。
-- NHK NEWS WEB