今月14日に発表される、ことし7月から9月までのGDP=国内総生産について民間の調査会社の間では、消費税率の引き上げを前に、一定の駆け込み需要が出て消費が押し上げられたとして、小幅ながら4期連続のプラス成長の予測が多くなっています。
民間の調査会社など12社がまとめた、ことし7月から9月までのGDPの伸び率の予測は、物価の変動を除いた実質で前の3か月と比べて、プラス0.0%からプラス0.3%となっています。
これが1年間続いた場合の年率に換算すると、プラス0.2%からプラス1.3%と、4期連続のプラス成長となりますが、伸び率は小幅にとどまると予測しています。
その理由として各社は、消費税率の引き上げを前に家電製品や日用品などで一定の駆け込み需要が出て消費を押し上げた一方、米中の貿易摩擦の影響でアメリカ向けを中心に輸出が低迷したことなどを挙げています。
一方、10月以降については、増税による影響が注目されていますが、10月から12月までのGDPの伸び率は、駆け込み需要の反動で消費が落ち込むことから、マイナスに転じるという予測が早くも出ています。
-- NHK NEWS WEB