4日まで開かれていた東京モーターショーの来場者は130万人余りと目標の100万人を上回り、来場者の減少傾向にひとまず歯止めがかかりました。
日本自動車工業会は4日まで12日間開かれた東京モーターショーの来場者が、無料で見学できるエリアも含めて130万900人になり、目標の100万人を上回ったと発表しました。
若者を中心に自動車離れが指摘される中、東京モーターショーの来場者は減少傾向が続き、2年前の前回は有料の入場者数が77万人とピーク時の半分以下に減りました。
このため今回は、電機メーカーなど異業種からも参加を募って未来の暮らしをテーマにした展示を設けたり、子どもたちが車に関わる職業体験ができるコーナーなどを設けて幅広い層に来てもらうことを目指しました。
日本自動車工業会の豊田章男会長は「いつもと違うモーターショーだと感じたかもしれないが、クルマやバイクが大いに変わっていく部分にワクワクしてもらえたらうれしく思います」というコメントを出しました。
今回は来場者の減少にひとまず歯止めがかかりましたが、車を所有せずシェアをする利用のしかたが広がり、自動車業界は大きな変化のさなかにあります。モーターショーの在り方も工夫が必要になりそうです。
-- NHK NEWS WEB