楽天は、筆頭株主になっているアメリカのライドシェア大手、「リフト」の株価が下落していることから、ことし9月までの第3四半期の決算で、1000億円余りの損失を計上することを決めました。
発表によりますと、楽天は、ことし7月から9月までの3か月間の決算で、保有するアメリカのライドシェア大手「リフト」の株式の評価を見直しおよそ1030億円の損失を計上するということです。
「リフト」は、ウーバーなどと並ぶアメリカのライドシェア大手で、楽天が株式の10%余りをもつ筆頭株主になっています。
ことし3月にリフトがアメリカ・ナスダック市場に上場した際には、楽天は、1100億円余りの評価上の利益を決算で計上していました。
しかし、他社との競争の激化などからその後、株価が大きく下落していることから、損失の計上を決めました。
楽天は、今回の損失を含むことし9月までの決算を7日に発表することにしています。
-- NHK NEWS WEB