アメリカ西部カリフォルニア州の高速鉄道の駅で、列車が進入してくる線路にホームから転落した男性が間一髪で駅員に救出され、地元のメディアはこの救出劇を「1人の命を勇敢な行為が救った」などと伝え、駅員のとっさの判断をたたえています。
今月3日、アメリカ西部カリフォルニア州にある高速鉄道の駅で、ホームを歩いていた男性がバランスを崩し、列車が進入してくる線路に転落しました。
男性はホームにはい上がろうとしますがなかなか上がれず、列車が目の前に迫る中、これに気付いた近くの駅員が男性の肩をつかんで引き上げ、間一髪で救出しました。
当時、駅のホームはNFL=アメリカプロフットボールリーグの試合の観戦を終えて帰宅する客で混雑していて、転落した男性は酒に酔っていたとみられるということです。
男性を救出した駅員はこの鉄道会社に24年間勤務するジョン・オコナーさんで、地元のメディアはこの救出劇を「1人の命を勇敢な行為が救った」などと伝え、オコナーさんのとっさの判断をたたえています。
オコナーさんは、メディアの取材に対し、「特別なことだとは思いません。私は自分の仕事をしていただけで、ほかの人も同じことをしてくれていると願っています」と話していました。
-- NHK NEWS WEB