５日のニューヨーク株式市場は、米中の貿易交渉が進展するとの期待などからダウ平均株価は小幅ながら値上がりし、２日続けて最高値を更新しました。
５日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて30ドル52セント高い、２万7492ドル63セントで、前日につけた最高値を更新しました。
また、新興市場のナスダック指数も、最高値で取り引きを終えています。
市場では、トランプ政権が、中国の求めに応じて関税の上乗せ措置の一部を撤回するかどうか検討しているとの報道もあって、米中の貿易交渉で一段の進展があるのではないかという期待から、買い注文につながりました。
また外国為替市場では、株高を受け、ドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は１ドル＝109円台前半まで円安が進んでいます。
市場関係者は「先週末からの比較的急激な値上がりを受け、一部では当面の利益を確保しようという売り注文も見られた。ただ、良好な経済指標などもあって、東京やヨーロッパ市場も値上がりするなど、投資家の間には安心感が広がっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB
