主要な建物が全焼した首里城の再建を目指し、那覇市がインターネットを通じて必要な資金を集めるクラウドファンディングで支援金を募ったところ、開始から6日目の6日正午までに3億5000万円余りが集まりました。
首里城の火災を受けて、那覇市は、今月1日からふるさと納税のサイトを活用してクラウドファンディングで支援金を募っています。
支援金は、開始から3日目で目標にしていた1億円を達成しましたが、その後も寄付が相次ぎ、6日目となる6日正午までに3億5000万円余りが集まっているということです。
これまでに寄付をしたのは延べ2万5000人余りに上っていて、サイト内の応援メッセージの欄には、「首里城のおひざ元で大学4年間を過ごしました。再建に苦労したという講義も聞きました。微力ながら、育ててくれた恩をお返しします」とか、「熊本地震ではたくさんのご支援をいただきありがとうございました。お礼の意味で支援させていただきます」などの声が寄せられています。
今回の寄付についてサイトを運営する会社は、「異例のスピードで寄付が集まっている。多くの人が沖縄を応援したいという思いを持っている表れだ」と話しています。
那覇市は、来年の3月末までこのサイトを活用して寄付を募るほか、沖縄県内の3つの銀行に専用の口座を開設して寄付を受け付けています。
-- NHK NEWS WEB