6日午後、兵庫県の尼崎市役所の玄関付近で、男が突然、灯油のような液体をまき、火をつけました。火はすぐに消し止められ、けが人はいませんでしたが、警察は51歳の男を放火未遂の疑いで逮捕し、詳しいいきさつを調べています。
6日午後3時ごろ、兵庫県の尼崎市役所の本庁舎の南館の玄関付近で、男が突然、灯油のような液体をまいて火をつけました。
近くにいた市の職員が消火器などですぐに火を消し止めたため、けが人はなく、燃え広がることもなかったということです。
男は現場から自転車で逃げていて、警察は尼崎市の森 茂 容疑者(51)を放火未遂の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、現場に持ってきたポリタンクから灯油のような液体をまいて、手に持った新聞紙に火をつけた疑いが持たれています。調べに対して黙秘しているということです。
警察によりますと、森容疑者は去年7月にも尼崎市役所で床にハンマーをたたきつけ市の職員を脅迫するなどして逮捕されています。
事件が起きた尼崎市役所の本庁舎の南館は2階建てで、市のホームページによると建物の1階には国民年金課や障害福祉課などが、2階には市長室があり、一時、騒然としました。
-- NHK NEWS WEB