ソフトバンクグループが15年ぶりの営業赤字に転落したことを、アメリカのメディアも大きく取り上げています。ソフトバンクが出資している配車大手の「ウーバー」の株価が大きく下落していることもあって「ソフトバンク銘柄」ともいえる企業の動向にも注目が集まっています。
このうち「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、投資先のシェアオフィス大手ウィーワークの経営悪化で赤字になったとして、記事のタイトルを「ソフトバンクは、野心をもう少しソフトにしてはどうか」としています。
この中では、決算内容を詳しく伝えたうえで「投資家を納得させる必要がある」として6日の会見は十分ではないとも指摘しています。
また、ウィーワークと同様にソフトバンクが多額の出資をしている「ウーバー」も業績の悪化が続いていて、6日の株価はことし5月の上場の時に比べ、35%も値下がりしました。
ウーバーのコスロシャヒCEOはこの日開かれたイベントで、業績見通しなどをめぐって「われわれは、ウィーワークとは全く違う」と述べる場面もありました。
アメリカでは、15年ぶりの赤字決算をきっかけに、巨額の資金を使うソフトバンクとともに、投資先の「ソフトバンク銘柄」ともいえる企業の動向にも注目が集まっています。
-- NHK NEWS WEB