来年行われる東京オリンピック・パラリンピックを前に、東京ディズニーランドとディズニーシーでは警備を強化するため、一部の入り口でX線や金属探知機を使った検査が初めて導入されました。
千葉県浦安市にある東京ディズニーランドとディズニーシーでは、これまでスタッフが入園者の手荷物の中を目視し、危険物が入っていないかを確認していました。
運営会社のオリエンタルランドは来年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、海外からの入園者の増加などが予想されるとして、一部の入り口に検査用の機器を初めて導入しました。
外部からの持ち込みが禁止になっているのは刃物や火薬、ドローン、それに缶や瓶などで、入園者は手荷物をX線検査機に通したあと、金属探知ゲートをくぐり問題がなければ中に入ることができます。
オリエンタルランドは順次、こうした検査機器を導入したいとしています。
友人と一緒に訪れた24歳の女性は「少し、ものものしい印象も受けますが、安全のためならしかたないと思います」と話していました。
オリエンタルランドセキュリティグループの廣岡直樹マネージャーは「検査の手順を検討して時間がかからない方法を考え、これまで以上に安全なテーマパーク作りに取り組みたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB