羽田空港国内線の第2ターミナルでは8日も断水が続いていて、休業を余儀なくされている飲食店からは「1分1秒でも早く復旧してほしい」などといった切実な声が相次いでいます。一方、管理会社では、水質検査で異常がなければ8日にも水の供給を再開したいとしています。
6日、羽田空港国内線の第2ターミナルの受水槽や洗機場の水道から塩分が検出されたため、空港施設の管理会社では水の供給を止めていて、このうち国内線の第2ターミナルでは、ほぼすべての飲食店で休業を余儀なくされるなど影響が続いています。
このうち5階にある和食の飲食店では、この2日間、売り上げがゼロの状態が続いていて、経営的にも厳しくなっているということです。
また3階にあるカフェでは、サンドイッチなどの通常のメニューや飲み物を提供できず、瓶ビールやペットボトルの水などを販売してしのいでいる状態だということです。
休業を余儀なくされている和食店の店長は「仕込みをした料理も全部むだになり、かなりの痛手を被っています。土日の売り上げは、ふだんの1.5倍に増えるので、なんとかきょう中、1分1秒でも早く復旧してほしい」と話していました。
一方、管理会社では洗浄した受水槽に、新たにためた水について水質検査を行っていて、異常がなければ、8日にも水の供給を再開したいとしています。
-- NHK NEWS WEB