8日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易交渉進展への期待から、ダウ平均株価は小幅ながら値上がりし、今週4回にわたって最高値を更新しました。
8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて6ドル44セント高い、2万7681ドル24セントでした。
米中の貿易交渉で、中国側が段階的な関税引き下げで同意したと発言したことについて、アメリカのトランプ大統領が、「まだ何も同意していない」と述べたと伝わり、ダウ平均株価は一時、前日に比べて100ドル近く値下がりしました。
しかし、決算発表が市場の予想を上回ったウォルト・ディズニーの株価が大幅に上昇するなどしたため、その後は、取り引き終了にかけて徐々に値を戻しました。また、新興市場のナスダック指数や「S&P500」も最高値で、今週の取り引きを終えています。
ニューヨーク市場は、今週、米中交渉の進展への期待から、ダウ平均株価は、4回にわたって最高値を更新しました。
市場関係者は、「依然、市場は楽観的な見方が多いが、首脳会談の決定など、米中貿易交渉の具体的な成果が来週になっても出てこないようだと、失望売りにつながるおそれもある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB