出版大手「ハーパーコリンズ」のイギリス法人は7日、ことしのことばに「気候ストライキ」を選んだと発表しました。スウェーデンの16歳の活動家グレタ・トゥーンベリさんの取り組みが広がったことで、この単語の使用頻度が100倍に増えたとしています。
出版大手「ハーパーコリンズ」のイギリス法人は7日、辞書の編集部がことしのことばに「気候ストライキ」を選んだと発表しました。
編集部では「気候ストライキ」について「気候変動への対策を求めるデモに参加するため、学校や仕事を休む抗議活動の一つ」と定義しています。
この単語は4年前にフランスで開かれた地球温暖化対策の国連の会議、COP21に合わせて大規模なデモが行われたことで辞書に登録されました。
その後、グレタ・トゥーンベリさんの毎週金曜日に学校を休んで温暖化対策を訴える取り組みが世界中に広がったことで、この単語の使用頻度が100倍に増えたとしています。
これを受けて、グレタさんも自身のツイッターに「気候スト」というハッシュタグとともに、「ことしのことばに選ばれました!」と投稿しました。編集部の担当者は「時にはイギリスのEU離脱問題を上回るほどの大きなニュースになった」と指摘しています。
-- NHK NEWS WEB