中国では、「独身の日」と呼ばれる11日、インターネット通販各社による大規模な値引きセールが始まりました。日本企業の中には、この日に合わせて新商品を投入するところもあり、米中の貿易摩擦の影響で消費が伸び悩む中、取り引き額がどこまで増えるか、注目されています。
11月11日は、中国で独身を意味する数字の「1」が4つ並ぶことから、「独身の日」と呼ばれ、この日に合わせてネット通販各社が毎年大規模な値引きセールを行っています。
このうち、中国最大手のネット通販、アリババグループは、本社がある浙江省杭州でイベントを開きました。
会場では、現地時間の11日午前0時、日本時間の午前1時にセールが始まると、巨大な画面に取り引き額が表示され、開始からわずか1分36秒で、100億人民元、日本円でおよそ1500億円を突破したとアピールしていました。
「独身の日」は、中国で最もモノが売れる日として知られています。
日本企業の中には、この日に合わせて新商品を投入するところもあり、米中の貿易摩擦の影響で消費が伸び悩む中、取り引き額がどこまで増えるか、注目されています。
また、会場では、中国の消費者が選んだ輸入品の中で、日本の商品の人気が最も高いなどと紹介されていました。
アリババの担当者は、「日本を訪れる中国人旅行客の増加に伴い、日本の商品やサービスの質の高さが認められるようになった。日本ブランドが多く出店しているので、1位になることを期待している」と話していました。
-- NHK NEWS WEB