週明け11日の香港の株式市場は、政府や警察に対する市民の抗議活動が激化し、混乱が広がっていることへの懸念などから売り注文が広がり、株価は大きく下落しています。
11日の香港の株式市場は、米中の貿易協議の先行きへの不透明感から売り注文が先行していたうえ、11日朝も抗議活動をめぐって、警察官が発砲してけが人が出るなど混乱が広がっていることを受けて下げ幅が拡大しています。
日本時間の午後0時半時点で代表的な株価指数の「ハンセン指数」は、先週末の終値と比べておよそ2.0%と大きく値下がりしています。
市場関係者は「先週には一連の抗議活動が始まってから初めての死者が出たことで、再び抗議活動が激しさを増していて、政情不安が強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB