香港で買い付けた金塊20キロを成田空港に密輸したとして都内に住む会社役員ら7人が千葉県警に逮捕されました。警察は、これまでに600キロ余り、三十数億円分の金塊の密輸に関わっていたとみて調べています。
逮捕されたのは東京 港区の会社役員 知久悌士容疑者(38)ら20代から40代の男女7人です。
捜査関係者によりますと7人は、4年前の平成27年6月、香港で買い付けた金塊20キロ、およそ9500万円分を台湾から成田空港に密輸したとして、関税法違反や消費税法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと、知久容疑者はバイヤーの男に指示して金塊を香港で購入させ、運び役が台湾を経由して、密輸していたとみられるということです。
日本に金塊を持ち込む際には本来、消費税を納付する必要がありますが、密輸することで納付を免れ、買い取り業者に消費税を上乗せした金額で売却することで、当時の税率にあたる8%分の差額を利益として得ていたということです。
警察は、知久容疑者らが平成27年3月から半年ほどの間に、600キロ余り、三十数億円分の金塊の密輸に関わっていたとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB