安全基準を満たしていない車のタイヤホイールを販売したとして、愛知県警察本部は、福岡県の自動車部品販売会社の社長らを不正競争防止法違反の疑いで逮捕しました。この会社は車の部品のネット通販の分野で全国トップクラスの販売実績があり、警察は、実態の解明を進める方針です。
逮捕されたのは、福岡県苅田町の自動車部品販売会社「オートウェイ」の社長、倉元進容疑者(58)らです。
捜査関係者によりますと、倉元社長らは去年、兵庫県の男性に、安全基準を満たしていないのに、満たしていることを証明するマークが付いたタイヤホイールを販売したなどとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
車の重要な部品であるホイールは国が安全基準を定めていて、メーカーが強度試験をしたうえで、販売の際は基準を満たしていることを証明するマークを付けなければいけませんが、警察がこのホイールを鑑定したところ、基準を満たしていないことがわかったということです。
「オートウェイ」は、輸入タイヤなど車の部品のネット通販の分野で全国トップクラスの販売実績があり、警察は実態の解明を進める方針です。
-- NHK NEWS WEB