福島県産の食材の魅力を伝え原発事故による風評被害を払拭(ふっしょく)しようと、福島の高校生が考えたランチのメニューが東京の大手IT企業の社員食堂で提供されました。
福島の高校生が考案したランチが提供されたのは、東京・千代田区の大手IT企業「ヤフー」の社員食堂です。13日は、すべて福島県産の食材を使って調理されたほうれんそうとにんじんのキーマカレーとスープのセットのほか、豚のみそ煮込みハンバーグと豚汁のセットが食堂のメニューに加わりました。
メニューを考えた福島県鏡石町にある岩瀬農業高校の生徒12人も食堂を訪れ、メニューを説明したり、自分たちで栽培した米を社員にプレゼントしたりしていました。
女性社員は、「ハンバーグをみそで煮込んだというのが気になったのと、応援したいと思って選びました。おいしかったので今後も応援したくなりました」と話していました。
岩瀬農業高校3年の渡邉乃樹さんは、「福島の食材のおいしさを本当に知ってほしくてメニューを考えたので、評判がよくてうれしいです」と話していました。高校生が考えたメニューの提供は14日も行われます。
-- NHK NEWS WEB