世界最大の交流サイトを運営するフェイスブックが、ニューヨーク マンハッタンに東京ドーム3つ分の広さにあたるオフィスを借りることが明らかになり、巨大IT企業の豊富な資金力をうかがわせています。
フェイスブックがオフィスを借りるのは、ニューヨーク・マンハッタンの南西部にことし3月オープンした「ハドソン・ヤード」と呼ばれる大型商業施設内のビルです。
発表によりますと、建設途中を含む3つのビルに、合わせて30フロアを借り、延べ床面積は14万平方メートルと、東京ドーム3個分の広さにあたります。
また、3つのビルのうち2つは日本の三井不動産が所有しています。
フェイスブックは、ほかの大手IT企業同様、本社が西海岸のカリフォルニアにありますが、「次なる成長を考えた場合、最も活気があるビジネスの街ニューヨークにオフィスを持つことが重要だ」とコメントしていて、豊富な人材や資金調達などを考慮したものと見られています。
「ハドソン・ヤード」は巨大なオブジェなどがシンボルの、マンハッタンの新たな観光スポットで、大手金融グループやメディアなどが拠点を構えていますが、この地区でこれだけの規模のオフィスを占めるのはフェイスブックが最大と見られます。
不動産関係者によりますと、オフィスの賃料は年間で最大200億円程度にのぼるのではないかということで、巨大IT企業の豊富な資金力をうかがわせています。
-- NHK NEWS WEB