いずれもアメリカの大手保険グループ「AIG」の傘下にある、国内準大手の「富士火災海上保険」と「AIU損害保険」は、経営を効率化し商品の販売力を強化するため、来年1月に合併することを決めました。
富士火災海上保険とAIU損害保険は、いずれもアメリカの大手保険グループAIGの傘下にある準大手の損害保険会社で、販売力を強化するため、平成25年から合併に向けた検討を進めていました。
その結果、来年1月に合併することを決めたもので、新会社の社名は「AIG損害保険」とし、東京・港区に本店を置くとしています。合併によって、売り上げに当たる保険料収入はおよそ5600億円と、国内5位の規模になります。
両社は合併によって経営を効率化するとともに、商品の販売力を強化したいとしています。
会社側によりますと、ことし4月からそれぞれの執行役員が両社の役職を兼ねるなど、組織の統合を前倒しで進めるとしていますが、既存の契約の内容に変わりはないとしています。
-- NHK NEWS WEB