自動車の販売が世界的に低迷していることを背景に、マツダとホンダが工場で働く期間従業員の採用を止めていることが分かりました。
このうちマツダでは広島県の本社工場と山口県の防府工場の2つで、今月8日から期間従業員の募集を停止しました。
これらの工場では、国内向けのほかアメリカなどへの輸出向けのセダンやSUVなどを生産していますが、世界的な販売の落ち込みを受けて生産体制を見直したとしています。
またホンダも生産計画の見直しに合わせて、コンパクトカーやSUVなどを生産する埼玉製作所の寄居工場で期間従業員の募集を停止しています。
自動車メーカー各社のことし9月までの中間決算では、米中の貿易摩擦や世界経済の減速を背景に業績や販売台数の見通しを引き下げる動きが相次いでいて、雇用の調整にもつながった形です。
自動車業界では、日産自動車も業績の低迷を受けて世界的に期間従業員を含む人員の削減を進めています。
-- NHK NEWS WEB