独自の厳しい排ガス規制を採用している、アメリカ カリフォルニア州のロサンゼルスでモーターショーが始まり、各メーカーが最新の電気自動車やプラグインハイブリッド車を発表しています。
ことしのロサンゼルスモーターショーには、各国の自動車メーカーからおよそ40のブランドが参加し、20日、新型車やコンセプトカーが報道関係者に披露されました。
このうちドイツのBMWは、クーペタイプの小型の電気自動車を発表したほか、フォルクスワーゲンも電気自動車のコンセプトカーを披露しています。
また、トヨタ自動車は、日本やアメリカで来年発売するSUV=多目的スポーツ車のプラグインハイブリッドのモデルを発表し、環境性能の高さをアピールしていました。
アメリカでは自動車の排ガス規制をめぐって、州独自の厳しい基準を採用しているカリフォルニア州と、全米で統一された基準を求めるトランプ政権が対立し、州と政権の間で訴訟も起きています。
BMWでセールスを担当しているピーター・ノータ取締役は、状況を注視しているとしたうえで、「カリフォルニアの厳しい基準にも対応可能だ」と話していました。
また、北米トヨタのジャック・ホリス副社長は「われわれはトランプ政権を支持しているわけではないが、ほかのメーカーとともに全米で統一された基準を求めていく」と話していました。
-- NHK NEWS WEB