20日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易交渉の合意が来年にずれ込む可能性があると伝わったことから、ダウ平均株価は下落しました。
第1段階の協定署名に向けて協議が続く米中の貿易交渉をめぐり、ロイター通信は20日、ホワイトハウスに近い関係者らの話として、最終的な合意が来年にずれ込む可能性があると伝えました。
これを受けて20日のニューヨーク株式市場は、交渉進展の期待がやや後退し、ダウ平均株価の終値は、前の日より112ドル93セント安い、2万7821ドル9セントとなりました。
市場関係者は「年内に合意しないと決まったわけではないため、進展の期待は残っている状況だが、来月中旬に中国製のスマートフォンに対する関税上乗せの措置が発動される事態になるかどうか注視されている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB