ドラマやバラエティーなどで幅広く活躍した俳優の木内みどりさんが、今月18日、亡くなりました。69歳でした。
木内みどりさんは愛知県の出身で、劇団四季の団員を経て昭和46年の「『されどわれらが日々ー』より別れの詩」で本格的に映画デビューしました。
演技派の俳優として数多くの映画やテレビドラマでシリアスからコメディまで幅広い役柄を演じたほか、民放テレビのバラエティー番組にも出演してお茶の間で親しまれました。
また去年放送されたNHKの大河ドラマ「西郷どん」では奄美大島で西郷吉之助を支える地元の当主の妻役で慈愛あふれる女性を演じました。
また現在公開中の鹿児島県長島町を舞台にした映画「夕陽のあと」では役作りのために地元を1人で回るなど、意欲的に撮影に取り組んでいたということです。
このほか去年7月からは脱原発や平和問題など社会的なテーマについて、大学教授や俳優などさまざまなジャンルの人たちにみずからインタビューをして自身のウェブページで配信する活動も始めていました。
映画配給会社などによりますと、木内さんは広島県に出張中だった今月18日に突然倒れ、69歳で亡くなったということです。
-- NHK NEWS WEB