フランス産ワインの新酒ボージョレ・ヌーボーの販売が、21日、解禁されました。日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定の発効でワインにかかっていた関税が撤廃され、大手スーパーでは、商品を値下げして販売に力を入れています。
ボージョレ・ヌーボーは21日に販売が解禁され、流通大手のイオンでは、午前0時を過ぎると、千葉県習志野市の店舗で関係者や集まったおよそ300人が解禁を祝って乾杯をし、ワインを買い求めていました。
日本とEUのEPA=経済連携協定がことし2月に発効し、いずれも750ミリリットル入りのボトルで、ワインは最大およそ94円、スパークリングワインはおよそ137円の関税が撤廃されました。
イオンでは、全国のおよそ5000店舗で18種類を販売しますが、ワインについては50円から90円ほど値下げしたということです。
また、ことし10月の消費税率の引き上げで10%の税率が適用されますが、増税による値上げ幅よりも、関税撤廃による値下げ幅のほうが大きいということです。
33歳の女性は「みずみずしくて飲みやすかったですし、安くなっているのでたくさん飲もうと思います」と話していました。
イオンリカーのワイン事業統括部の加藤修一部長は「ことしは天候不順もあり、ぶどうを作るのは難しい年だったが、その分個性的でおいしい物が多いので気軽に楽しんでいただきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB