去年、東京 渋谷区の明治神宮の敷地内にある倉庫が全焼した火事で、45歳の男が倉庫の中で火をつけたとして警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京 目黒区の会社員、関剛容疑者(45)です。
去年11月18日の朝、東京 渋谷区の明治神宮で本殿西側にあるプレハブ造りの2階建ての倉庫が全焼し、およそ200平方メートルが焼けました。
倉庫には照明用の電線が通っていたことから当初、事件のほか漏電などの可能性もあるとみられていましたが、警視庁が捜査を続けた結果、関容疑者が倉庫内で火をつけた疑いがあるとして、警視庁に逮捕されました。
警視庁によりますと関容疑者は明治神宮の開門時間と同じ午前6時すぎに敷地内に入り、無施錠だった倉庫に忍び込んで火をつけたということです。
倉庫の中には祭事用の垂れ幕やのぼり、ちょうちんなどが保管されていたということで、被害額は1000万円以上に上るということです。
警視庁は、ことし1月から任意で警察署に呼んで事情を聴いていましたが、その際は現在と違って黒い髪でした。
調べに対し、容疑を認めたうえで「ライターで火をつけた」と供述しているということです。
-- NHK NEWS WEB