ことし7月、京都市の「京都アニメーション」のスタジオが放火され、36人が死亡した事件で、会社側は全焼した現場の第1スタジオを取り壊すことを決め、25日以降、準備工事を始めることになりました。
ことし7月、京都市伏見区の「京都アニメーション」の第1スタジオが放火された事件では社員36人が死亡、33人が重軽傷を負いました。
関係者によりますと、会社側は放火で全焼した現場の第1スタジオを取り壊すことを決め、25日以降、準備工事を始めることになり、23日夕方には地元の住民を対象に、工事の説明会も行われました。
年内は工事に向けた足場組みやスタジオ内に残っているものの運び出しなどを行い、年明けの1月上旬から4月下旬にかけて、建物本体の取り壊し作業が行われる予定です。
一方、取り壊したあとのスタジオ跡地の活用については、まだ決まっていないということです。
第1スタジオについて、京都アニメーションの八田英明社長は先月18日に開いた記者会見で、「大事な建物がああいう形で見えると本当に心が痛いです」と話し、取り壊す方針を示していました。
-- NHK NEWS WEB