東京 渋谷区のアパレル会社の社長らが売り上げの一部を着服した疑いがあるとして、東京地検特捜部は業務上横領の疑いで会社などを捜索しています。特捜部は社員との間で「司法取引」に合意し、捜査を進めているものとみられます。
捜索を受けているのは東京 渋谷区のアパレル会社「GLAD HAND」です。
関係者によりますと、この会社の社長らは長年にわたって売り上げの一部を現金で保管し着服していた疑いがあるということで、東京地検特捜部は26日朝から会社や店などを業務上横領の疑いで捜索し強制捜査に乗り出しました。
また特捜部は社員との間で「司法取引」に合意し、捜査を進めているものとみられます。
「司法取引」は共犯者の犯罪について、捜査に協力すれば見返りに起訴を見送るなど刑事処分を軽くする制度で、適用されたのは日産自動車のゴーン元会長の事件に続き今回が3例目とみられます。
特捜部は押収した資料を分析し、資金の流れについて実態解明を進めるものとみられます。
-- NHK NEWS WEB