上場企業に社外取締役を置くことなどを義務づける会社法の改正案は、26日の衆議院本会議で賛成多数で可決され、参議院に送られました。
会社法の改正案は先週、衆議院法務委員会で、株主提案権の乱用を防ぐために設けた条項を修正したうえで、賛成多数で可決されました。
そして26日の衆議院本会議で採決が行われ、共産党を除く各党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。
改正案では、企業経営の透明性を確保し企業統治の強化を促すため、上場企業に対し社外取締役の設置が義務づけられています。
また株主総会を開く手続きを効率化するため、あらかじめ会社のウェブサイトのアドレスなどを株主に書面で通知したうえで、株主総会の資料をウェブサイトに掲載できるようにするなどとしています。
改正案は今の国会で成立する見通しです。
-- NHK NEWS WEB