14日朝、横浜市で、JR東海道線の線路沿いの送電設備から火が出るトラブルがあり、東海道線は、2時間にわたって東京と熱海の間の上下線で運転を見合わせました。JR東日本はトラブルの原因を詳しく調べています。
14日午前9時24分ごろ、横浜市保土ケ谷区にあるJR東海道線の線路沿いの送電設備から火が出ているのを、下り線を走っていた電車の運転士が見つけました。
運転士は、その場で電車を止め、東海道線は東京と熱海の間の上下線で運転を見合わせました。
JR東日本によりますと、現場の送電設備の一部が焼けていて復旧の見通しが立たなかったため、上り線と下り線にそれぞれ停車していた電車の乗客およそ2000人について、乗務員の指示で車両から線路に降りてもらい、最寄りの駅やバス停まで歩いて移動させました。乗客にけがなどはないということです。
JR東日本は、トラブルがあった横浜駅と戸塚駅の区間で、並行して走る横須賀線の線路を使って、午前11時20分すぎ東海道線の運転を再開しました。現在、現場で復旧作業を急ぐとともに、詳しい原因を調べています。
電車から降りた37歳の会社員の男性は「仕事先に向かう予定でしたが、トラブルが起きて困っています。仕事の予定もキャンセルして歩いて行かなければならず大変です」と話していました。
また、34歳の男性は「電車の中は比較的、すいていましたが、ビジネスマンの方々は電車がなかなか動かない状況で職場などに電話をかけて慌ただしくしていました。本当に疲れました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB