今月25日、奈良県橿原市のアパートの焼け跡から男性の遺体が見つかり、首に刺し傷が確認されました。亡くなったのはこの部屋の住人とは別の28歳の男性とわかり、警察はトラブルに巻き込まれたあと、アパートの部屋で火をつけられて殺害されたとみて捜査を始めました。
今月25日の早朝、橿原市栄和町にあるアパートで火事があり、火元とみられる部屋から男性が遺体で見つかりました。
警察が確認を進めた結果、遺体はこの部屋の住人ではなく奈良県桜井市河西の山岡直樹さん(28)とわかりました。
警察によりますと、山岡さんの死因は焼死でしたが、首には致命傷ではなかったものの刺し傷が1か所、確認されました。
また、桜井市の路上で見つかった血痕は山岡さんのものとわかったということです。
警察は、トラブルに巻き込まれたあと、アパートの部屋で火をつけられて殺害されたとみて放火と殺人の疑いで捜査を始めました。
一方、この部屋に住む20歳の男性会社員とは連絡がとれず、アパートに止めてあった会社員の車には血の痕が付いていたということです。
警察は何らかの事情を知っていないか確かめるため、行方をさがしています。
-- NHK NEWS WEB