国内の造船最大手の今治造船と国内2位のジャパンマリンユナイテッドが、資本業務提携することで合意しました。韓国や中国勢との競争が激しくなる中、両社は設計や生産を含めた幅広い分野で協力することで、競争力を高めたい考えです。
発表によりますと、今治造船がジャパンマリンユナイテッドの新たに発行する株式を引き受けます。
出資比率などは今後、検討するとしていて、来年3月までに最終的な契約を結ぶことにしています。
また、両社が共同で出資してタンカーやコンテナ船などの設計や営業を行う会社を設立するほか、生産技術の共同研究に取り組むなどして生産体制の効率化も検討するとしています。
造船業界は中国と韓国、日本の3か国で世界のほとんどのシェアを占めていますが、韓国や中国では大手どうしの再編が相次ぎ競争が激しさを増しています。
今治造船は国内最大手、ジャパンマリンユナイテッドは国内2位で、設計から生産まで幅広い分野で協力することでコストの削減などを進めて、国際的な競争力を高めたい考えです。
-- NHK NEWS WEB