2025年に開かれる「大阪・関西万博」に向けて、実施主体の博覧会協会は、来年の開催地であるUAE=アラブ首長国連邦で、和太鼓の演奏を披露するなどして、日本の魅力を世界各国にアピールしました。
UAEのドバイでは、来年10月20日からおよそ半年間、中東で初めてとなる国際博覧会「ドバイ万博」が開かれる予定で、29日からは出展する国の政府関係者らによる準備会合が開かれています。
これにあわせて、「大阪・関西万博」の実施主体の博覧会協会は、現地で政府や企業の関係者らおよそ400人を招いて、万博をPRするイベントを開催しました。
この中で、博覧会協会の石毛博行事務総長は、「大阪は昔から貿易や商業で世界に開かれた都市だ」と訴え、大阪で開催する意義を強調しました。
会場では、和太鼓の演奏が披露されたほか、大阪城や奈良の大仏などの名所を紹介する映像がスクリーンに映し出され、日本の魅力を世界各国にアピールしました。
イベントに出席したルーマニアの万博関係者の男性は、「とてもよいイベントでした。日本の美しさに触れることができて、うれしく思います」と話していました。
石毛事務総長は、「大阪・関西万博を1つのビジネスチャンスと捉えてもらい、日本企業だけでなく、外国企業とも一緒になって作り上げていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB