先月、東京 東久留米市の住宅で55歳の男性が30か所以上刺されて殺害された事件で、警視庁は2日夜、近くに住む28歳の男を強盗殺人の疑いで逮捕しました。男は被害者の男性と同居していた女性の息子で、事件の第1発見者として通報していました。容疑を否認しているということです。
先月8日、東京 東久留米市の住宅で、この家に住む会社員の二岡一浩さん(55)が胸などを30か所以上、刃物で刺されるなどして殺害されているのが見つかり、警視庁が捜査を進めてきました。
その結果、近くに住む無職の三ツ本寛己容疑者(28)が金品を奪おうとして繰り返し刃物で二岡さんを突き刺すなどして殺害したとして、2日夜、強盗殺人の疑いで逮捕しました。
三ツ本容疑者は、二岡さんが同居していた50代の女性の息子で、当時、女性はイタリアに旅行中で、三ツ本容疑者が事件の第1発見者として通報していました。
1階のリビングの窓には、火を使って焼き切られた痕跡や、部屋が荒らされたような跡があった一方で、二岡さんの財布が入ったショルダーバッグは奪われずに残されているなど不可解な点がありました。
警視庁によりますと、三ツ本容疑者は合鍵を持っていたということで、住宅に侵入した方法や詳しいいきさつなどについて調べることにしています。
調べに対し、「やっていません」と容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB