東京 東久留米市の住宅で55歳の男性が殺害され、同居していた女性の次男が逮捕された事件で、住宅には火を使って窓を焼き切った痕があった一方で、土足で侵入した痕跡は残されていなかったことが捜査関係者への取材でわかりました。警視庁は第三者が侵入したように偽装した疑いもあるとみて調べています。
先月、東京 東久留米市の住宅で、この家に住む会社員の二岡一浩さん(55)が30か所以上刺されるなどして殺害されているのが見つかり、警視庁は2日、同居していた女性の次男の三ツ本寛己容疑者(28)を強盗殺人の疑いで逮捕しました。
これまでの調べで、住宅1階の窓には火を使って焼き切られた痕跡があったほか、部屋が荒らされたような跡もありましたが、警視庁が現場を詳しく検証した結果、土足で侵入した痕跡は残されていなかったことが捜査関係者への取材でわかりました。
また、二岡さんの財布が入ったショルダーバッグも奪われずに、そのまま残されていたということです。
三ツ本容疑者は合鍵を持っていたということで、警視庁は第三者が侵入したように偽装した疑いもあるとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB