ことし10月の給与総額の平均は速報値で27万3000円余りと去年の同じ月を0.5%上回り、2か月連続でプラスとなりました。
厚生労働省が全国3万余りの事業所を対象に行った「毎月勤労統計調査」の速報値によりますと、ことし10月の基本給や残業代などを合わせた働く人1人当たりの給与総額は平均で27万3466円でした。
これは去年の同じ月を0.5%上回り、2か月連続でプラスとなりました。
このうちフルタイムで働く人の給与総額は平均で35万2910円で去年の同じ月より0.5%上回り、パートタイムで働く人は9万7139円で去年の同じ月を0.7%下回っています。
また物価の変動分を反映した実質賃金は去年の同じ月と比べて0.1%上回りました。
厚生労働省は「フルタイムで働く人の基本給の伸びが堅調で、背景には人手不足も考えられる」としています。
-- NHK NEWS WEB