納税などに関する大量の個人情報が入った、神奈川県庁のハードディスク18個が、データの消去と廃棄を請け負った業者の社員によってネットオークションに出品され、外部に流出していたことがわかりました。すべて落札され、このうち9個は依然として回収できていないということで、県は業者に対応を求めています。
神奈川県によりますと、流出が確認されたのは、1つ当たりの容量が3テラバイトのハードディスク18個で、個人や企業の名前が記された納税通知書など、大量の個人情報を含む行政文書が蓄積されていたものもあったということです。
これらは県が東京のリース会社「富士通リース」から借り、県庁の各部署の情報を蓄積する共有サーバーに使用していたもので、交換のため、データを初期化して、ことし4月に返却していました。
-- NHK NEWS WEB