アメリカの音楽チャートでことしの新人賞を受賞するなど、若者の間で人気のアメリカのラッパー、ジュース・ワールドさんが8日亡くなりました。21歳でした。
アメリカのメディアによりますとラッパー、ジュース・ワールドさんが8日、シカゴの空港に到着後発作を起こし、病院に運ばれましたが、亡くなったということです。
ワールドさんは1998年にアメリカ中西部イリノイ州のシカゴで生まれ、小学5年生の時に初めて作詞を手がけ、10代で音楽活動を始めるなど頭角を現しました。
伝統的なラップを踏襲しながらロックの要素を取り入れ、孤独や不安といった心の内側を歌詞で表現する、新しいスタイルで人気を博しアメリカの音楽チャート、「ビルボード」が発表した、ことしの「ビルボード・ミュージック・アワード」で新人賞を受賞するなど、今後の活躍に期待が集まっていました。
ワールドさんと契約するレコード会社はツイッターで「ジュースはごく短期間の間に多大な功績を残した。彼は何よりもファンを大切にしていた」などとコメントし、哀悼の意を表しました。
アメリカのメディアによりますと詳しい死因については分かっていないということです。
-- NHK NEWS WEB