東京 渋谷区のアパレル会社の元社長が売上金およそ500万円を着服した疑いがあるとして業務上横領の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。関係者によりますと、特捜部はこの会社の社員との間で「司法取引」に合意し捜査を進めてきたということです。
逮捕されたのは東京 渋谷区のアパレル会社「ＧＬＡＤ ＨＡＮＤ」の元社長、幸田大祐容疑者（41）ら２人です。
東京地検特捜部によりますと、幸田元社長らはことし７月から８月にかけて会社の事務所に保管されていた売上金の中から、合わせておよそ500万円を着服したとして業務上横領の疑いが持たれています。
この会社が扱うブランドは若い男性を中心に人気を集め、幸田元社長の生活ぶりも雑誌やネットの記事で取り上げられていました。
関係者によりますと、特捜部は着服に関わったとみられる社員との間で、「司法取引」に合意し、先月、会社や店舗などの関係先を捜索していて、「司法取引」が適用されたのは日産自動車のゴーン元会長の事件に続き、今回が３例目とみられます。
特捜部は会社の資金の流れについて実態解明を進めています。
特捜部は幸田元社長らの認否を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB
