静岡県浜松市で飲食店グループの38歳の社長が殺害された事件で、逮捕された知人の会社役員の男が、逃走時の状況について、「車が脱輪して動かなくなったのでタクシーと電車で東京に戻った」などと供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。警察は、長野県内で車を押収し、詳しい足取りを調べることにしています。
今月8日、浜松市浜北区で、東京に本社のある飲食店グループの社長、中田強太さん(38)が自宅近くで刃物で刺されて死亡し、仕事関係の知人で東京 板橋区の会社役員、上山亮容疑者(41)が殺人の疑いで逮捕され、11日、検察庁に送られました。
捜査関係者によりますと、上山容疑者は現場から乗用車で逃げ、一般道で愛知県などを経由し、長野県飯田市内の林道で車を乗り捨てたとみられています。
また、都内で逮捕されるまでのおよそ15時間にわたる逃走の状況について、「車が脱輪して動かなくなったので、タクシーを呼んで駅まで行き、電車で東京に戻った」などと供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察は、長野県内で車を押収して走行記録を確認するなどして、詳しい足取りを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB