11日未明、千葉市の国道の工事現場にタンクローリーが突っ込んで7人が死傷した事故で、現場にはブレーキをかけたあとが残っていなかったことが警察への取材で分かりました。逮捕されたタンクローリーの運転手は「カーオーディオを操作していて、前をよく見ていなかった」などと供述しているということです。
11日未明、千葉市美浜区幸町の国道で、下水道工事の現場にタンクローリーが突っ込んだ事故では、千葉市の会社員で、警備をしていた千葉孝広さん(50)と横浜市の会社員で、作業をしていた伊藤明さん(41)が死亡したほか、5人がけがをして病院で手当てを受けました。
警察は、タンクローリーを運転していた千葉県市原市の運送業、近藤直樹容疑者(43)を逮捕して過失運転致死傷の疑いで調べています。
その後の調べで、現場にはタンクローリーがブレーキをかけたあとが残っていなかったことが警察への取材で分かりました。
これまでの調べに対し、近藤容疑者は「カーオーディオを操作していて、前をよく見ていなかった」などと供述しているということです。
警察は、カーオーディオの操作に気を取られて、ブレーキを十分にかけないまま工事現場に突っ込んだ可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB