12日のニューヨーク株式市場は、アメリカのトランプ大統領がツイッターに中国との貿易交渉をめぐって「合意が近い」と投稿したことなどから、ダウ平均株価は大きく上昇しました。
12日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて、220ドル75セント高い、2万8132ドル05セントでした。
IT関連企業などが多いナスダック指数、それにより多くの銘柄で構成する「S&P500」は、最高値を更新しています。
市場では、米中の貿易交渉をめぐって、トランプ大統領が、ツイッターに「大きな合意に非常に近づいている。中国はそれを望んでいて、アメリカも同じだ」と投稿したことで、アメリカが15日に発動を計画している中国への追加の関税措置を先送りするという期待が高まりました。
さらに午後になって米中両政府が第1段階の原則合意に達したという見方が伝わり、買い注文が広がりました。
市場関係者は「米中の貿易交渉が妥結に向かえば、企業は投資の計画を立てやすくなり、市場の不透明感も和らぐ。米中両政府がどのような発表をするのか投資家は注視している」と話しています。
-- NHK NEWS WEB