15日午前、茨城県神栖市にある会社の事務所で、従業員の男が拳銃で男性従業員2人に発砲して車で逃走し、1人が死亡、1人がけがをしました。事件の2時間後、同じ神栖市内の公園で男が死亡しているのが見つかり、警察は発砲した男と見て殺人未遂の疑いで調べています。
15日午前7時40分ごろ、茨城県神栖市砂山にある信販会社「鹿島信販」で、従業員が拳銃でほかの従業員に発砲したと110番通報がありました。
警察によりますと、撃たれたのは男性従業員2人で、このうち1人がおよそ1時間後に死亡し、1人がけがをしているということです。
発砲した従業員の男は拳銃を持ったまま車で逃走していましたが、警察によりますと、午前9時半ごろ、同じ神栖市内の「神栖市海浜運動公園」の駐車場に止められた車の中で男が死亡しているのが発見され、車内から拳銃が見つかったということです。警察は、発砲したあと逃走していた男と見て殺人未遂の疑いで調べています。
会社のホームページによりますと、「鹿島信販」は一般廃棄物の収集や浄化槽の清掃をしているということです。
事件が起きた現場は、鹿島灘の南側にある海岸線から2キロほど離れた工業団地の一角で、周辺にはリサイクル会社の工場などが並んでいます。
-- NHK NEWS WEB