13日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は取り引き時間中の最高値を更新しましたが、アメリカと中国の貿易交渉が今後も続くという見方などから売り注文も出て、前の日と比べてわずかに上昇して取り引きを終えました。
13日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前の日に比べて3ドル33セント高い2万8135ドル38セントでした。
米中の貿易交渉が第1段階の合意に達したという発表を受けて、景気の先行きへの期待感からダウ平均株価は一時150ドル余り上昇し、取り引き時間中としての最高値を更新しました。
しかし、中国からの輸入品に対する関税の引き下げが一部にとどまったことで、貿易交渉は今後も続くという見方が出て売り注文が広がり、値下がりに転じる場面もありました。
市場関係者は「今月15日に発動される予定だったスマートフォンなどへの追加の関税措置は見送られたが、また蒸し返されることへの警戒感が根強い。当面の利益を確定させようという売り注文も出て、勢いよく上昇する展開にはならなかった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB