先月、奈良県橿原市のアパートが焼け、住人とは別の男性が遺体で見つかった事件で、その後、男性の名前で福岡市内のインターネットカフェを利用した男がいることが、捜査関係者への取材で分かりました。警察は所在が分からなくなっているアパートの住人の可能性があるとみて捜査しています。
先月25日、橿原市のアパートの2階が焼け、火元の部屋から住人とは別人で、桜井市に住む、山岡直樹さん(28)が遺体で見つかりました。
首からは刺し傷が見つかり、警察は別の場所でトラブルにあったあと部屋に連れ込まれ、火をつけられたとして、放火と殺人の疑いで捜査しています。
また、所在が分からなくなっている火元の部屋に住む20代の会社員の男性の車から山岡さんの血痕が見つかり、警察は何らかの事情を知っているとみて行方を調べています。
さらに、事件のあとから今月にかけ、山岡さん名義の運転免許証を使って、福岡市内のインターネットカフェに会員登録し、店を利用した男がいることが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察は行方を捜査している会社員の可能性があるとみて、福岡市内に滞在していないかなど捜査しています。
-- NHK NEWS WEB