週明け16日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易交渉がいったん落ち着いたことから、景気の先行きへの安心感が広がり、ダウ平均株価は先月27日につけた終値を上回って最高値を更新しました。
16日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて100ドル51セント高い2万8235ドル89セントでした。ダウ平均株価は、先月27日の終値を上回って、最高値を更新しました。
また、新興市場のナスダック指数や、より幅広い銘柄を組み込んだS&P500も、それぞれ最高値で取り引きを終えました。
先週、アメリカと中国が貿易交渉の第1段階で合意したと発表し、市場では今後も交渉が続くという見方が出ていましたが、週明けになって交渉はいったん落ち着き、当面、景気の先行きへの不安はなくなったとして買い注文が集まりました。
市場関係者は「米中交渉をめぐっては、依然、評価が分かれているところもあるが、当面、大きな動きはないのではないかという見方から買い注文につながった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB