段ボールで作ったコスチュームを身につけて、その出来栄えやパフォーマンスを競うユニークな催しが15日、青森市で開かれました。
この催しは、ねぶたに代表される紙の造形文化が息づく青森で、紙を使った新たなイベントを育てようと市民の有志が開きました。
ことしで2回目となる大会には、大阪や愛知、神奈川など県外からも大勢集まり、去年の2倍およそ50組が参加しました。
訪れた人をひときわ驚かせていたのは、青森県弘前市の段ボール造形研究家が作った、映画「トランスフォーマー」に登場するロボットで、車から人型のロボットへと変形する様子を忠実に再現していました。
また、十和田市の会社員、山田光さんは、高さと全長が2メートルを超えるウルトラマンの怪獣を制作し、ねぶたのように内部に骨組みを施すことで肉感のある体の曲線を表現しました。
訪れた人は「段ボールでここまで精巧な作品ができることに驚きました」と話していました。
主催者の三上貴久さんは「去年に比べて作品のクオリティが上がっていて驚きました。来年はより楽しめるようなイベントを目指して頑張りたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB