漢字4文字でことし1年の世相を表す「創作四字熟語」が発表され、「国祭令和」や「一心桜体」など新元号の令和やラグビーワールドカップにちなんだ作品が選ばれました。
「創作四字熟語」は四字熟語をもじったり、新しく創作したりしてことし一年を表現してもらおうと、大手生命保険会社が毎年、一般から募集しているものです。
ことしは2万点近い応募の中から10の優秀作品と40の入選作品が選ばれました。
このうち最優秀作品は「国際平和」をもじった「国祭令和」で新元号で日本中がお祭りムードになった様子を表しています。
このほか優秀作品にはリチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんの業績にちなんだ「電池創造」や、ラグビーワールドカップで活躍した日本チームを表した「一心桜体」、コンビニエンスストアの24時間営業を見直す動きが広がったことを表した「深夜閉業」などが選ばれました。
17日は大阪市内の商業施設で、作品のお披露目が行われ、市内の上宮高校書道パフォーマンス部の生徒15人が、縦3メートル、横13メートルある大きな紙の上で、音楽に合わせながら、ことしの最優秀作品の「国祭令和」を過去30年のそれぞれの年を表す創作四字熟語とともに書き上げました。
参加した高校2年の生徒は「何度も練習を重ねました。無事に披露できてほっとしています。『国祭令和』の字には、『国際平和』への思いと、私たち10代が活躍できる時代になってほしいという思いを込めて書きました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB